私たちの活動について

私たちの活動について

京都会議に参加して

令和7年1月、古都の冷たい空気が身を引き締める中、私は京都国際会館の喧騒の中に身を置いていた。

青年会議所の京都会議。全国から集まった熱意ある同志たちのエネルギーが渦巻くその場所で、私は冷静かつ確かに、自身のキャリアにおける新たな転換点を迎えようとしていた。

それまでの私は、与えられた業務を確実に遂行することに重きを置いてきた。
日々のタスクをこなす中で、ある程度の達成感を感じることはあった。

しかし、どこか満たされない、閉塞感のようなものを感じていたのも事実だ。そんな折、メンバーからの熱心な誘いに、当初は乗り気でなかったものの、半ば成り行きで門を叩いた。地域社会への貢献という理念は理解できるものの、当時の私にとって、それは本業とは異なる、あくまで「プラスアルファ」の活動という認識だったと言わざるを得ない。しかし、この京都会議への参加は、私のその認識を根底から覆すことになる。

全国各地のリーダーたちの熱意、未来への真摯な眼差し、そして何よりも、組織の壁を超えた熱い議論。その全てが、これまで私が身を置いてきた、狭い世界とは全く異なるものだった。

この出会いと経験は、自身のキャリア、そして社会との関わり方について、改めて深く考えるようになる重要な転換期だったと言えるだろう。京都会議で得た最も大きな学びは、多様な価値観を持つ人々との協働を通じてこそ、真に大きな成果が生まれるということだった。

それぞれの立場や経験に基づいた意見を冷静に聞き、本質を見抜き、共通の目標に向かってベクトルを合わせる。その難しさと、達成できた時の喜びを、あの場所で肌で感じることができた。それは、企業という枠組みを超え、地域社会というより広い視野で物事を捉える視点。利害関係を超えた、志を同じくする仲間たちの存在。そして、何よりも、自らが主体的に行動することで、社会を、そして未来を動かすことができるという確信。これらは全て、あの京都会議という特別な時間の中で育まれたものだ。

あの京都会議での経験は、私のビジネス人生における、静かで、しかし確かな、羅針盤として、これからもその針路を示し続けるだろう。

かなえる広報委員会の河野です。
遅ればせながらになりますが、1月に参加させていただいた京都会議についてご報告いたします。貴重な機会をいただきありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

FOLLOW US
一般社団法人徳島青年会議所
公式インスタグラムアカウント
instagram
tokushimajc
Next