理事長メッセージ

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はじめに

1957年に産声を上げた(社)徳島青年会議所は「青年は高度社会への推進力であり、祖国日本の生成発展への道もまたわれわれ青年の双肩にかかつています。われわれはこの自ら誇りとする青年の意気と情熱を確信して互に団結して相助け、戒め、その知性と体力の向上によつて将来における経済社会を担うための用意をし、その指導力の養成に努め、もつてこの重責に答えるため、こゝに徳島青年会議所を設立するものであります」と設立趣意書を掲げ、全国で123番目のLOMとして誕生しました。昨年度、創立60周年という節目を越えた本年は、深い感謝の意を表すとともに先輩諸氏が築いてこられた軌跡や想いに対し、我われの望ましい姿(VISION)と我われのあるべき未来の道筋(MISSION)を再認識し、70周年へ向けて新たな第一歩を踏み出します。さらには日本青年会議所四国地区担当常任理事輩出、四国地区大会開催地、日本JCじゃがいもクラブ西日本地区大会開催地という大きな担いがあり、この重責を貴重な経験を積める最良の機会と捉え、より強固な組織運営を目指し邁進する所存です。

人間力を発揮し、実践する人財の育成

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いつの時代においても世界を変えてきたのは人間力ある一人ひとりの力なのである。私が考える人間力とは和の精神を大切にし、志をもって失敗を恐れず挑戦する力である。人間力のある人は人を惹きつけ人の意識を変える力がある。そして変化の速いグローバリズム、さらには多様な価値観が共存する今の時代に於いて、この徳島、曳いては社会を牽引し変革させるには、人間力ある人財が必要不可欠なのである。また我われ青年会議所は若い感性で社会の諸問題を抽出し、他に先駆けて方向性を示し失敗を恐れず実行していく政策立案実行団体である。さらに政策立案を繰り返しながら明るい豊かな社会の実現に向け、出来ない理由を並べ自らの限界を決めつけることなく、能力の最大限を引き出し実践することで、挑戦してきた者だけが得られる成長と学びを続け、経験を通して共に活動した仲間との友情を育むことができるのである。人間力溢れる人財の育成が明るい未来につながる扉を開くと確信している。

地域が連携し一丸となるまちづくり

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徳島での人口減少・少子高齢化は誰もが危機感を持つ問題である。この問題は少子高齢化に歯止めをかけるだけではなく、今後人口の絶対数が減少し、高齢者が増加することによる社会への影響をどのように想定し、どのように対応していくかを考えなければならない。さらに地域が「自助の精神」をもって取り組むことが重要といわれる地方創生において、まちづくりには地域の総合力を一丸として連携し推進していく事が必要である。地域を活性化させるには、地域で人を育て、自助の精神でまちを維持する仕組みが必要であり、同時に地域一丸となった連携プラットフォームを構築していくことが急務であると考える。このプラットフォームには市民だけでなく、行政や研究機関・企業も複合させ、問題に対し理論的な根拠を持ち、的確な解決策を立て、地域が衰退しない持続可能なまちづくりを構築するうえで必要不可欠な役割である。また第4次産業革命が現実化している今、情報通信技術(ICT)が飛躍的に発展し、モノのインターネット(IOT)、人工知能(AI)の発展など社会全体のICT化が進んでいる。導入する事で人手不足など地域課題の解決につながる事例もあるため、我々青年経済人が先進技術と動向を理解し、地域社会へのコンセンサスづくりに貢献していく事も重要である。

歴史・文化を大切にする地域資源の発信

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昨今、地域の「たから」である歴史遺産や文化財を活用し文化振興とともに地域活性化をおこなう様々な取り組みと工夫が実践されている。しかし歴史遺産・文化財も行政や所有者だけで継承するのは難しく、地域住民や市民団体等と協働し次世代に継承する必要があり、地域自助・互助で存続できる仕組みを構築しなければ、増え続ける負の遺産になるのである。歴史・文化や地域の風土を見つめ直し、地域のたからとして市民の共通意識を高めることが重要であり、さらには新たな発想や価値を付加することで地域自助、互助の力で存続できれば経済的な地域活性化につながると言える。また我われ青年会議所メンバ ーも、歴史・文化・風土をしっかりと見つめ直すことは地域に目を向ける最善の機会でもあり、地域のたからを再認識するとともに、新たなイノベーションを起こし、地域の強みを活かした真の地方創生を発信することが重要である。

自助・共助を支えるひとづくり

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スポーツは自発的な運動の楽しみを基調とする人類共通の文化である。そして運動の喜びと感動を共有し、人びとのつながりを深めることにより、地域に生きる喜びを広げ、地域生活を豊かでより一層味わい深いものにすると考える。また暮らしの中の楽しみ、青少年の教育、人々の成長と交流を促し健康を維持増進するもの、さらには生きがいとして多くの人々に親しまれているのがスポーツである。また2020年開催予定の東京オリンピ ックに向けて各種目で若い力の台頭やプロスポーツチームの活躍がニュースで取り上げられるようになり、選手の出身地域では地域の活力となっている。昔に比べるとスポーツ環境は整備され、子どもたちの競技レベルは遥に向上していると言える。しかしながら、環境に恵まれず選手個人だけの努力でトレーニングを続けているケースもある。さらに五輪種目は今後も継続される可能性が高いため、これを機に地域がマイナー競技を積極的にまちおこしとして取り組み、行政、企業、地域と連携をはかり継続支援する事が必要である。またパラリンピックにおいても同様であり、障害者を取り巻く様ざまな環境を発展させ、自助、共助、公助の連携により地域の活力として視点を持つ事が必要である。

組織力と情熱で貫く会員拡大

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全国的に青年会議所の会員数が減少傾向にある中、近年では徳島青年会議所の入会者数は年々目標人数を上回り、直近の4年間では約130名の同志が入会している。この成長はLOM全体で取り組んだ成果であり、会員一人ひとりが高い目標を持ち、これまでの活動や団体の魅力、地域への想いや存在意義をしっかりと伝えることで会員の拡大に成功している。さらに創立60周年を終えることが出来た現在、先輩諸氏が培われてきた想いを継承し、さらなる組織力と情熱で会員拡大をより一層強化したいと考える。また会員拡大に取り組むにあたり、会員一人ひとりの資質の向上なくして青年会議所活動は語れず、時間は有限であることを自覚し、家族の理解があること、身の周りの方々に支えられていることに感謝しなければいけない。そして青年会議所の最大の魅力は単年度制であり、任期が1年であることは多くのメンバーと様々な立場で交流できる環境があると言える。それぞれの役職に対して責任感を持ち、経験することで今までとは違った価値観や考え方の幅が広がり自己研鑚を重ねた志高いJAYCEEだからこそ魅力溢れる組織を実現できるのである。青年会議所の魅力を正しく伝え一人でも多くの同志を増やすため、組織力と情熱をもって全力で会員拡大を成功させるのだ。

結びに

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私はプレーヤーまたは指導者としてラグビーというスポーツに携わってきた。よって自分の根幹はフェアプレー・ノーサイド・ワンフォーオールオールフォーワン、この3つの精神にあり、そこから得た経験は青年会議所活動だけでなく、仕事や生活においても大きく影響していると言える。勝つチームには大義があり、これはラグビーに限らず全ての組織に共通している事だと思う。なぜこのチームが存在するかという意義をみんなで考え共有できるチームは強い。そして大義に誠実に向き合う志高きリーダーが存在している。青年会議所にも「明るい豊かな社会の実現」という絶対的な大義があり、故にすべての会員がこの意義を考え共有し地域のことを想い活動し100年以上続く強い組織であり続けてきた。その中には当然のように多くのリーダーが存在し、私も様々なリーダーと出会ってきた。リーダーはどんなに拙い言葉でも、自分の言葉で想いを語らなければいけない。そして組織をまとめる為には、自分自身が成長する努力をしていかなければならない。向上心や能力がない頼りない人物に、人は魅力を感じないし、ついていこうとも思わない。リーダー自身が誠実に精一杯努力している姿を見れば人は自分も頑張ろうと思うだろう。想いが志となり、物事に誠実に向き合う姿は人を惹きつける魅力となる。青年会議所というフ ィールドではすべての会員は平等である。自分自身が規律を守り議論を交わそうではないか。正々堂々と全力で挑み勝って驕らず負けて清くお互いを称え、想いを共有する同志になろうではないか。ひとりがみんなのために、みんなが地域を変えるために、そして地域に対し誠実に向き合あい市民の模範となる青年を目指そうではないか。私は誠実に正面からメンバーと向き合っていく覚悟である。一人で出来ることは限られているが、全員が一丸となれば、可能性は無限大となり地域を変えることが出来ると信じている。